第6回:人と動物との関係学

第6回:人と動物との関係学

関係学とは?

「人と動物との関係学」とは、動物を取引、保護の対象としてとらえるだけでなく、人間と動物とのかかわり合いに焦点をあてた考えだ。わたしたちは、動物の肉を食べるし、学校で動物の飼育も経験する。動物と人間の関わりは切り離せないものなのである。そして、専門家たちは、教育の場や医療で動物の力の活用を試みている。


ボリス・レビンソン⇒精神療法で動物の力を活用する分野の開拓者

アニマル・アドボカシーとは?

動物に対する強い思いからさまざまな活動を展開させている人々は大きく2種類に分けることができる。


動物権利論者(アニマル・ライツ)

⇒「動物の権利を人間のそれと同等である」食べるのもダメだよ。実験も展示もダメだ!という考え。

動物福祉論者(アニマル・ウェルフェア)

⇒「人間が動物を利用する事は否定しないが、最後まで動物に対して福祉の心を」という考え 。


そして、上の両方の立場から提唱を行うことをアニマル・アドボカシー。たとえば、「動物実験は反対だけど、肉は食べるよ!」という場合などだ。これが1番自然な形だろう。わたしも中間的な考えである。

動物の虐待について

「動物の虐待」と聞くとイメージするのは、動物を殴ったり痛めつけたりするなどがまず思い浮かぶ。しかし、自分が管理できないほどの多数の動物を飼育している場合はどうだろうか?そのような場合は、健康管理や衛生面がしっかり行き届かないはずである。意図的ではないとしても、もちろんこれも動物虐待に含まれる。直接的な痛みだけが虐待ではない。


動物虐待の尺度⇒動物が「苦痛」を感じているかどうか


動物に関するトラブルは発生する前に予防する努力が必要である。

動物は人間を癒す

ペンシルベニア大学医学会では、「動物と一緒にいる人は血圧や呼吸数、心拍数が安定する」という報告がでている。これは動物の行動が人間に影響することが理由にある。動物が安心する環境にいてリラックスしていれば、人間もその影響をうけリラックス(癒される)のである。


逆に、動物の生活環境が悪く、動物が不信感、不安、怒り、恐怖などを持っていれば、人へマイナスの影響を与えてしまうことになる。


この関係こそが人間と動物の関係の原点である。


動物の行動が人間の行動に影響を与える、という事を現在大いに活用している。


動物介在療法(アニマル・アシステッド・セラピー)⇒医療の専門家による、医療行為

動物介在活動(アニマル・アシステッド・アクティビティー)⇒レクリエーション

動物介在教育(アニマル・アシステッド・エデュケーション)⇒様々な問題を持った子ども達に動物を介在させることで効果をあげる。子どもは大人よりも動物に近い存在のため、効果が大きい。



療法に参加できる動物とは?

1:性格適正がある

2:人と動物の共通感染症のリスクが少ない

3:健康診断、予防接種、手入れなどもしっかりと

4:野生種はやめておくべき



身体障害者補助犬の種類

1:盲導犬

2:聴導犬

3:介助犬


身体障害者補助犬の役割は、使用者にのみ恩恵があるというよりも、彼らが社会に参加できることでの社会的効果を期待されている。

 

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