第4回:動物愛護論(近代編)

第4回:動物愛護論(近代編)

動物愛護運動はイギリスから始まった

動物愛護運動の先進国イギリス、アメリカ、カナダ、オランダ、スウェーデン等


18世紀のイギリスはヨーロッパの中で最も動物に対して残虐な国といわれていた。都市化に伴い動物の虐待が酷かった。このままじゃ、いけない!ということでイギリスは変わり始めたのだ。


近代的な動物愛護運動の発祥はイギリスと言われている。1882年、世界で最初の「動物虐待防止法」である「家畜の虐待と不適当取り扱い防止条例」が成立している。この法律の法案を提出したのがマーチン議員という人物。そのため通称「マーチン法」と呼ばれている。


マーチン法の対象の動物⇒ウシや馬などの家畜


そして、マーチン法の成立2年後、ロンドンで「動物虐待防止協会(SPCA)」が設立される。この協会はビクトリア女王から王立(Royal)の名を用いることを許され名前を変更(RSPCA)。現在も活動が続いている。

そして、イギリスの動物愛護の考えは世界へ・・・

アメリカ

⇒1866年にヘンリー・バーグが「動物虐待防止協会」を設立し、動物虐待防止法が成立。これに並行して「子どもの虐待防止の法案」も成立させた。


日本

⇒1902年に広井辰太郎牧師が東京に「動物虐待防止会」を設立したのが動物愛護運動のはじまり。マーチンと同じ考えを説き、イギリスの影響を受けていたと思われる。



1908年、広井氏は会の名称を「日本動物愛護会」へ変更している。


⇒1915年、新渡戸稲造バーネットが「日本人道会」を設立した。ところが、日本はもともと動物に対して酷い虐待がなかったので、動物愛護運動は衰退していくこととなる。


⇒1948年、ガスコインマッカーサーなどにより「社団法人日本動物愛護協会」が設立。やっと本格的に日本の動物愛護運動が進んでいくことになる。

 

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